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母は12月19日 亡くなりました
25日が通夜式
26日が告別式でした
昔の人は偉かったろう これに痛みが加わっても そのまま死んでいったんだよ
お前達も良く見ておきなさい
・・・以上が死ぬ数日前に母が語った言葉
ちなみに 死の床の枕元には
司馬遼太郎「殉死」の文庫本
衰弱して死んでいく数日
体中から水分が湧き出るように出てきます
愚妻は毎日体を拭いてあげました
拭いても拭いても水が出てきます
・・・夜中にうなされていました
絶望的な介護
18日 愚息嫁と愚孫が対面
少しだけ会話
愚孫は母が手を握った最後の人となりました
帰ったほうが良いか?
問いかけると 頷く
19日 朝 部屋に入ると声が無く すでに硬直が始まった段階でした
愚妻は体の震えが止まらず 一ヶ月前から始まっていた喘息の症状が現れました
こんな死に方しちゃだめだ!私は故人に対し罵声を浴びせました
午前中 警察の検死も入りました
死因は 急性心不全の疑い で処理されました
実態は?
これは自然死?尊厳死?
死亡から式まで日が経ったのは
仕事のスケジュール調整のため
絶筆となったのは
菩提寺無量寿寺に伝わる国指定重要文化財「拾遺古徳伝絵巻」の模写
全長20mに及ぶ絵巻です
本堂に飾ってありますのでお立ち寄りの際は ご覧ください
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